シベリアの使者
すっかり冷え込んだ10月末に
新しいホイールの感触を確かめに出かけてみました。
この場所、笠木という地名は全国にも点々と残っています。
由来は笠のように横広がりの幹を持った木々が目印になった土地などが
一般的な解釈ですが、ここは少しだけ違う説もあります。
それは、この地域に残る「黒鳥兵衛(くろとりひょうえい)」の討伐伝説に出てくる、賊軍の目を欺くための兵に見立てた笠を配置した壕があった場所だからだ、と聞いたこともありますが真相はどうなんでしょうね。
このあたりの昔の姿は湿原のような沼地。潟や池が多かったせいか、おしなべて海抜が低く勾配がほとんどありません。潟はほとんどがなくなり、沼地は田畑に代わり、水路や橋が整備されて見渡す限りの圃場に変わりました。
この季節になると圃場のあちこちでは
遠くシベリアからきた白鳥たちで賑わっています。
この見渡しの良さが彼らに好まれているのでしょう。
中にはまだグレーがかった新人さんもいらっしぃました。
ようこそ新潟へ、ようこそ蒲原平野へ。
早春までの風物詩のようなお客様
また今冬もこの景色を楽しみたいと思います。