さどの恩恵
画面右奥の島影が佐渡(さど)です。
先日のニュース、関越自動車道の大雪渋滞をご覧になった方も多いでしょう。
新潟県は長く広いので、この景色が同じ新潟とは思えません。
これが今日現在の風の流れです。
冒頭の撮影ポイントで8m、海上は13~15m近くあります。
青くなるに従って風が止まっている表示なので
山沿いでは2m以下です。
どういうことかと言うと、
湿気を含んだ北風が新潟(日本海沿岸)に吹き付け
越後山脈をはじめとする山々に阻まれて雲が停滞し
結果、その下に雪を降らせる という事です。
新潟市近郊は新潟平野で平地が広がっているため
風通りが良く、ビュンビュンと雪雲が通り過ぎています。
そして見逃せないのが佐渡の存在。
訪れた方はご存知でしょうが、
佐渡の山は1,000m超えもあってなかなかに険しい。
その山岳が北西の風のバリアになって
新潟市の風除けの役割を果たしているのです。
ありがとう、佐渡ヶ島。
田圃で餌をついばむ白鳥ものどかなものです。
スタッドレスに履き替え
スコップとスノーブラシをトランクに積んだら
本格的な冬シーズンの始まりです。