夕焼けはなぜ赤い
夕焼けはなぜ赤いのか?
子供の頃から夕焼け空を眺めながら
一度は不思議に思う自然現象です。
昼間の空は青いのに、日の出と夕陽は赤みが増す。
判った大人は、「大気中のチリやホコリのせいだよ」なんて
無責任に子供を言いくるめますが
本当にそれだけなんでしょうか。
今ならWikiですぐに調べがついて
「レイリー散乱で青い光が分散した結果赤い光が残る」
と、手軽に判った気分になってしまいます。
では、何で青い光が無くなるの?
とここでまた疑問が。。。
先日、何気に点いていた2チャンネル(某国営放送)で
光のドップラー効果について物理の先生が解説されていました。
宇宙のビッグバンや相対性理論、ハッブルの法則などが関わっていますが
基本を簡単に言うと
近づいてくる光は青く偏り(波長が短くなる)
遠ざかる光は赤く偏る(波長が長くなる)
のだそうです、ザックリ言うと。
なるほど沈みゆく太陽は、見ている我々から徐々に遠ざかるわけだから
赤みが増すのも納得できますし
青い光を分散させる空気の層も厚くなっていくから
長い波長の光だけが見えてくるわけですね。
この理屈は天体観測にもあてはまるらしいですよ。
そんな微妙なバランスが創り出す壮大な天体ショーと思うと
今日の夕焼けも一期一会ですね。