ただそこにいるだけで。
まるい花穂と花(苞葉)が頭巾を被った法師のような姿だと名付けられたヤマボウシ、花言葉は「友情」なのだとか。
これは友人の動物医院宅のシンボルツリー。土日まで忙殺されるような日々を過ごしているにもかかわらず、私たち愚友連の集まりには必ず顔を見せるという彼らしいセンスな植栽だと思っています。
青空に向かって真っ白に咲いている姿を見ると、夏の始まりを告げるように感じてしまいます。同じころ咲くニセアカシアやナンテンも白い花です。暑い日なんかは小鳥が日陰で休んでいる姿も時々あるそうです。鳥類は専門外らしいのですが、思わぬところで鳥たちにケアを与えているわけです。目印には違いないけれど年々太るからそろそろ刈込を、なんていつか話していましたが踏ん切りが付かない事も時には役立っているようですね。
ただそこにいるだけで誰かの役に立つ。
そんな姿になれたら、と思います。
秋には実もなるそうですよ。