youyakesliderのブログ

夕焼けスライダーのブログです

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「花」か「実」か

明日、新潟市からFM局が消える。 総務省発表によれば、全県域網羅の地方FM局としては異例だそうだ。 今から約20年前に誕生したこのFM局、開局によく知る先輩が携わっていたこともあり、また仕事仲間がプログラムを持っていたりと好意的な印象を持ち続けてい…

恋はあせらず

千住新橋(足立区) 東京で見る夕焼けは乱立するビルディングのスリット越しのせいか、いつもよりコントラストが強く感じる。 華やかなきらめきと底なしの闇が同居するような冷たい夕焼けだ。 ここ千住新橋は都会の喧騒から少し離れた日光街道沿いにある。4…

野ウサギたちは何処へ

五十嵐浜(新潟市) 五十嵐浜には幼い頃の記憶が染みついている。 今は沿道が整備されアクセスしやすくなったが、30年前までは鬱蒼とした松林を抜けていく地元民しか知らない浜だった。その頃は物騒な事もあったし、近くに新川漁港があったこともあって潮の…

幸せ色の傘

関屋分水河口(新潟市) 今の時期、西の空が赤みを帯びるのは19:00頃。まぶしかった太陽が次第に輝きを鈍らせ、黄色を帯びて水平線のバスタブに浸かっていきます。 そのメランコリーな時間をマジックアワーと言うそうです。一昨年ヒットした映画・君の名は…

熟成という名のメタボリックシンドローム

セライタリア ターボ(左)とフライト(右) 自転車の世界には「サドル旅」という言葉があります。 自分のコンディションに合った(お尻に合った)、ベストな接地面を探してトライし続ける果てしない過酷な旅です。おそらくは永遠にゴールは訪れないと旅人は…

ただそこにいるだけで。

ヤマボウシ まるい花穂と花(苞葉)が頭巾を被った法師のような姿だと名付けられたヤマボウシ、花言葉は「友情」なのだとか。 これは友人の動物医院宅のシンボルツリー。土日まで忙殺されるような日々を過ごしているにもかかわらず、私たち愚友連の集まりに…

しぶとく生きぬく智慧

坂井橋(新潟市) 坂井橋は近所に流れる西川に架かる橋です。 西川というのは不思議な川で、信濃川の支流でありながら川幅が広いところで10m、狭いところは2mと小さな流れながら国管理の一級河川に指定されています。また、下流末端は親と言える信濃川に合…

あたり前の風景、でも大切な風景。

聖ヶ鼻(柏崎市) 映画「Sweet Rain 死神の精度」のラストシーンで金城武と富司純子が語り合う場面で出てくるセリフです。 金城扮する千葉(死神)と死期を悟った老女・藤木(富司)が到達した心の風景は、こんな見晴らしの良い聖ヶ鼻(ひじりがはな)岬で撮…

マイ・エディメルクス STORY ⑤

こうして組みあがったマイ・エディメルクス。中学2年生だったあの頃から比べれば、夢のような仕上がりです。 憧れだったミヤタMX-RRDX-B以上に、私自身にフィットした相棒感が出てきたと感じています。最初に触れた相棒がレプリカだったおかげで、偉大なメル…

マイ・エディメルクス STORY ④

これが最初に描いた完成予想図です。ミヤタ・メルクスのオマージュなので、フレームが届く前にほぼ構想が出来上がっており後はこれに倣ってパーツを集めていくだけでした。 しかしパーツ構成は多難の連続でした。まずシルバーパーツの入手が難しい時代になっ…

マイ・エディメルクス STORY ③

ミヤタのMolteniレプリカについて引き続き書いていきます。 普通ならレプリカモデルというと、何となくモノマネやそっくりさんの扱いのように薄っぺらで偽物感が漂います。ですが私はまったく気にしません。何せミヤタへのオマージュなので私の中に理想像が…

マイ・エディメルクス STORY ②

自転車(当時のTREK2.0:アルミカーボンバックフレーム)に再び乗り出して数年経ったある日、何気に見たオークションサイトにそのフレームはありました。 再塗装でボテっとしているものの綺麗で状態も良さそう、しかもサイズが許容範囲(シート540、トップ55…

マイ・エディメルクス STORY ①

皆さんは、エディ・メルクス(Eddy Merckx)という人物を知っているでしょうか。 1960年代~70年代にかけて、ロードレースで一世を風靡したサイクリストです。いまだに破られていない記録も残るくらい強く、あまりに偉大すぎてチャンプの中のチャンプ・カン…